副反応と有害事象
新型コロナウイルスワクチンを接種するかを検討するにあたり、一番気になるところは副反応であると思います。ワクチンを接種することによるデメリットにあたります。どの程度の副反応が、どの程度の頻度で起ころのかが気になるところです。今回と次回の記事で副反応と有害事象について解説をしていきますが、その前に基本的なところを一つ知っておきましょう。ネットニュースでもいろんな情報が飛び交っていますが、情報を正しく知って自分のものにしてほしいと思っています。
副反応と有害事象の違い
副反応と有害事象は似た意味にとらえられがちですが、意味が違います。図で説明します。
ワクチン接種後に起こった好ましくない健康上の出来事すべてを『 有害事象 』といいます。因果関係の有無は問いません。
一方、『副反応』は有害事象のうち、ワクチン接種との因果関係が認められる出来事を意味します。
ちょっとわかりずらい言い回しになりましたが理解できたでしょうか?
まとめ
新型コロナウイルスワクチンのニュースは毎日たくさん目にします。しかし、そのニュースが本当に正しいかは、、、特に日本の記事の場合には疑問符が付く場合もあります。ワクチン接種によるデメリットである副反応についての記事を見た場合には、まずはその記事が有害事象のことなのか?副反応なのか?混同されていないか?記事をしっかり吟味してみてください。その上で正しい情報を手に入れるようにして欲しいなと思っています。