ERA®(子宮内膜着床能検査)

体外授精を行う女性の中には、良質な胚を複数回移植しても妊娠できない患者様がいます。良質な胚を移植することはもちろん重要ですが、子宮内膜が胚を受け入れる最適な状態(子宮内膜着床能)であることも重要です。
胚移植の最適なタイミングには個人差があります。早すぎず遅すぎず、適切なタイミングで移植することが大切です。タイミングがずれていると妊娠することができません。
移植の最適なタイミングを教えてくれるのが ERA®(子宮内膜着床能検査)です。

子宮内膜着床能とは?

子宮内膜は胚の着床の準備が整うと受容期となります。この受容期のことを着床の窓といい、女性一人ひとりに固有の窓があります。窓が開くのが早い人や、遅い人など個人差があります。
自分自身の着床の窓を知ることで、個別化された最適なタイミングで胚移植を行い、妊娠の確率を高めることができます。

ERA検査の対象となるのは?

  • 良質な胚を複数回移植したにもかかわらず、着床に至らなかった方
  • 胚移植を行うタイミングを把握したい方

ERA検査を行うメリット

  • 個別化したタイミングで胚移植を行うことで、妊娠率向上します
  • ERA検査により妊娠率が約25%向上しています。

ERA検査の結果

【受容期】
パターン1:着床の窓にずれはありません。生検と同様の条件下で胚移植を行うことが推奨されます。
パターン2:受容期内ですが、最適なタイミングではないため、若干の調整が推奨されます。

【非受容期】
非受容期を示す結果では、着床の窓がずれています。その場合、ERAの計算予測により、個別化されたタイミングで胚移植を行うことが推奨されます。

参考資料提供: 株式会社 アイジェノミクス・ジャパン

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