AMH(アンチミュラー管ホルモン)とは?
AMH ( アンチミュラー管ホルモン )は、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、女性の卵巣予備機能を知る指標になると考えられています。
AMH濃度を測定することによって、残存する卵胞の数を推測し、卵巣の予備能力を推定します。また排卵誘発の際の卵胞の反応性と相関するため、この値を誘発方法決定の際の、ひとつの指標とすることができる。
AMHの分泌モデル
発育卵胞、前方状卵胞からAMHは分泌されます。卵の在庫がたくさんあればAMH値は高値を示します
年齢上昇により発育卵胞の数が減少し、卵の在庫が減ってくるとAMH値も低下します。
AMHをどのように利用するのか?
- 治療スピードを決める重要な要素になる
~AMHが低い人は駆け足で治療を行うなど - AMHを知ることで、卵巣の反応性を事前に予測してその人に合った排卵誘発法を決定できる
- 卵が育ちすぎる人には、初めからマイルドな誘発に。
- 卵があまり育たない人には、初めから強めの誘発に。