『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

検査室だより

検査室

こんにちは、さっぽろARTクリニックn24検査室です。
今回は当院での卵子凍結の実際についてご紹介します。

①医師とのお話・基本検査

卵子凍結をお考えの際は、当クリニックHP卵子凍結ページを一読の上、ご予約ください(ご予約はこちらから)。一度受診していただき、卵子凍結に必要な基本検査を行います。基本検査の結果を踏まえて何個くらいの卵子を凍結するべきかを、論文データを参考に相談した上で、実際の卵子凍結に必要な準備を開始します。

②排卵誘発剤による卵巣刺激と採卵

複数の卵子を育てるために、排卵誘発剤(主に注射剤)を使用して卵巣刺激を行います。刺激中は数回の通院を必要とします。通院時には超音波検査による発育卵胞の観察とホルモン採血を行います。卵胞が十分に発育したのちに採卵日を決定します。採卵は静脈麻酔下で腟から細い採卵針を使って卵子を採取します。

③卵子凍結

採取した卵子は、Vitrification法 (超急速ガラス化法)を用いて液体窒素下で凍結保存します。凍結保存しておくことで加齢による妊孕力の低下をきたすことなく、妊娠を希望する時期まで保管することができます。

ノンメディカルな卵子凍結を考えるうえで大事なことは、自身のライフプランを出来るだけ具体的にシュミレーションすることです。仕事のキャリアはもちろん、将来の妊娠や自分自身の体や心の状態を知ること…これはまさしく、当クリニックが推奨しているプレコンセプションケアに通じることになります。

『未来の【わたし】のために、今の【わたし】にできることをしよう!!』
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「ノンメディカルな卵子凍結」とは、現時点では結婚や妊娠の予定がない健康な未婚の女性が、将来の妊娠に備えて少しでも年齢の若いうちに質の良い卵子を採取し凍結保存しておくことです。近年、日本でも急速に広まってきています。当クリニックホームページでは卵子凍結のメリット、デメリットなど様々な視点で卵子凍結を解説しています。

クリニックHPリンク
当クリニックHP卵子凍結ページ

日本産科婦人科学会では、「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」というページ・動画を提供しています。
https://www.jsog.or.jp/medical/865/