『プレコンセプションケア』のすすめ ~妊娠前からできる11のこと~
2.アルコールを控える
妊娠中に常習的に多量のアルコールを摂取していると、生まれてくる赤ちゃんに「胎児性アルコール症候群」という影響が出ることがあります。アルコールの影響で胎児の発育が悪くなり、脳の発育が不十分で産まれる症候群です。
アルコールを少し飲んだ程度では、胎児性アルコール症候群にならないとされていますが、安全な程度は明らかではありません。
飲酒しなければ100%予防はできます。
妊娠を希望される方は、普段からアルコールを控えておくとよいでしょう。
《アルコールの赤ちゃんへの影響》
〇胎児性アルコール症候群
〇胎児発育不全
〇低出生体重児
〇精神発達遅延など
ご自身とご家族の健康と素敵な人生のために、できることから始めてみませんか。
「プレコンセプションケア」とは、「プレ(pre)~の前」と「コンセプション(Conception)~受胎」から「受胎(妊娠)する前のケア」という意味です。
2013年にWHO(世界保健機関)から提唱され、女性とパートナーが将来の妊娠を考えながら、からだの調子や生活習慣を整え、赤ちゃんを授かる準備をするケアです。
また、まだ妊娠を考えていない方や妊娠に至らなかった方にも、将来のご自身の健康のために知っていただきたいケアです。