『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

検査室だより

―胚の評価方法(胚盤胞)―

皆さんこんにちは!

今回は培養4~6日目の胚盤胞の評価方法についてお話します。

当院では、胚盤胞はGardner(ガードナー)分類で評価します。

Gardner分類・・・胚の成長段階細胞の状態で評価する方法

胚の成長段階の評価

胚の成長段階を1~6で表します。数字が大きいほど成長が進んでいます。

ICMとTEの状態の評価

完全胚盤胞まで成長すると将来胎児になる内細胞塊(inner cell mass : ICM)と将来胎盤になる栄養外胚葉(trophectoderm : TE)に分かれます。

ICMとTEの細胞数に応じてA・B・Cの3段階で評価します。Aが最も良好です。

以上を踏まえて胚盤胞の評価は左から成長段階ICMの評価TEの評価の順に表記されます。

成長段階1と2の胚盤胞は細胞がまだICMとTEに分かれていないのでこの評価はできません。当院ではB1、B2と表記しますが、このBは細胞の評価ではなく胚盤胞(blastocyst)の頭文字です。

※評価の方法や凍結基準は施設によって異なります