男性不妊の検査はどこで受けられるか
男性不妊の検査(精液検査)は、主に以下の3種類の医療機関で受けることができます。
泌尿器科
泌尿器科は男性の生殖器・泌尿器を専門とする診療科です。精液検査に加え、精索静脈瘤(精子の質を低下させる疾患)の診断・手術、閉塞性無精子症に対する精巣内精子採取術(TESE)など、男性不妊に特化した外科的治療まで対応しています。
「精索静脈瘤の手術を受けたい」「無精子症の原因を調べたい」など、男性不妊の治療そのものを目的とする場合は泌尿器科への受診が適切です。
不妊治療専門クリニック(当院はここにあたります)
不妊治療専門クリニックでは、男女両方の検査をワンストップで行えます。かつては不妊と言えば女性が原因と言われていた時代もありましたが、現在では不妊の原因の約50%は男性側にも原因があるということが報告されており、男性・女性の片方だけを見るだけでは治療を行うことはできません。そのため不妊治療専門クリニックでは基本的に女性の検査はもちろんですが、男性の検査も自院で行っています。精液検査の結果をもとに、すぐに「次の治療ステップ(タイミング法・人工授精・体外受精)」の相談ができるのが特徴です。また、不妊治療の一環として受診する場合は精液検査も保険適用の対象となります。
婦人科・レディースクリニック
婦人科でも精液検査を受け付けているクリニックがあります。ただし、多くは自院で検査をするわけではなく、外注として検査に出します。結果に異常がある場合は泌尿器科や不妊治療専門クリニックへの紹介になることが多く、一貫した治療を受けるには転院が必要になる場合があります。
さっぽろARTクリニックn24での男性不妊の検査
男性不妊検査について
n24では男性不妊検査を随時行っています。不妊治療は男女両方の状態を把握して進めることが基本です。女性の検査と同じタイミングでパートナー(男性)の精液検査も受けていただくことで、治療方針を早期に決定することができます。
ご夫婦で受診するメリット
不妊の原因は、男性・女性のどちらか一方にあるとは限りません。男女ともに検査を受けることで原因を正確に把握でき、最適な治療へ最短で進むことができます。
また、不妊治療の一環としてご夫婦で受診された場合、精液検査は保険適用となります(男性単独で精液検査のみを希望される場合は自費診療となります)。
検査の流れ(予約から結果まで)
1. 初診予約
WEBまたはお電話でご予約ください。初診の方も受け付けています。
2. 問診・診察
受診当日は問診票にご記入いただいたうえで、医師が現在の状況を確認します。
3. 採精(院内採精室「メンズルーム」)
n24では院内に採精専用の個室(メンズルーム)を完備しています。プライバシーに配慮した環境で採精していただき、そのままクリニック内で検査を行います。
自宅での採精を希望される方は、専用容器をお渡しします。採取後は3時間以内にお持ちください(時間が経つと精子の運動率が低下するためです)。
初回の検査は院内採精をお勧めしています。採取から検査までの時間が短いほど、より正確な結果が得られます。
4. 結果説明
検査翌日以降に改めてご予約いただき、医師から結果をご説明します。精液検査の結果だけでなく、女性側の検査結果も合わせて総合的に判断し、今後の治療方針についてご説明します。
精液検査の詳しい手順・禁欲期間・基準値については、精液検査のやり方と流れ|禁欲期間・費用・結果の見方もあわせてご覧ください。
費用について
不妊治療の一環として受診する場合(保険適用)
不妊治療の一環としてご夫婦でご受診いただいた場合、精液検査は健康保険が適用されます(自己負担3割)。詳しい費用はクリニックのホームページ(診療費用ページ)をご確認ください。
精液検査のみ希望の場合(自費診療)
「不妊治療は考えていないが、精液検査だけ受けたい」という場合は自費診療となります。費用についてはクリニックのホームページ(診療費用ページ)をご確認いただくか、ご予約時にお問い合わせください。
検査結果が出たら次のステップ
精液検査の結果に応じて、以下のような選択肢が検討されます。これは女性側の検査で異常所見がなかった場合の想定となります。実際には女性側の検査結果も踏まえて総合的に治療方針は決定することになります。
| 精液所見 | 次のステップの目安 |
|---|---|
| 正常範囲内 | タイミング法・人工授精など女性側の状態に合わせた治療へ |
| 軽度の乏精子症・精子無力症 | 生活習慣の改善・人工授精(AIH) |
| 中等度以上の乏精子症 | 体外受精・顕微授精(ICSI) |
| 高度乏精子症・精子無力症 | 顕微授精(ICSI)が主な選択肢 |
| 無精子症 | 閉塞性か非閉塞性かを確認し、泌尿器科連携のうえで治療方針を決定 |
| 精索静脈瘤が疑われる場合 | 泌尿器科での診察・手術後に精子所見改善の可能性 |
「結果が悪い=子どもができない」ではありません。医師と一緒に現状を確認し、ご夫婦に合った最適な治療方針を決めていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 泌尿器科と不妊治療クリニック、どちらで受けるべきですか?
A. 不妊治療を視野に入れている場合は、不妊治療専門クリニックへの受診をお勧めします。精液検査の結果をもとに、女性側の検査結果と合わせてすぐに治療方針を相談できるためです。精索静脈瘤の手術など男性不妊の外科的治療が必要な場合は、泌尿器科への紹介・連携となります。
Q. 男性だけで受診できますか?
A. はい、可能です。ただし、精液検査のみを希望される場合は自費診療となります。不妊治療の一環として保険適用で受けるためには、ご夫婦での受診が必要です。
Q. 精液検査の予約はどうすればいいですか?
A. WEBまたはお電話でご予約ください。初診の方もお気軽にご相談いただけます。予約の際に「精液検査を希望している」とお伝えいただくとスムーズです。
Q. 結果が出るまでどのくらいかかりますか?
A. 精液検査の結果は翌日以降に出ます。n24では結果が出た後、改めてご予約いただいたうえで医師から説明します。
さっぽろARTクリニックn24での受診
さっぽろARTクリニックn24は、不妊治療専門クリニックとして男性不妊検査を随時行っています。「どこで検査を受ければいいかわからない」「まず現状を把握したい」という段階からご相談いただけます。
院内採精室(メンズルーム)を完備しており、プライバシーに配慮した環境で検査を受けていただけます。不妊治療の一環としてご夫婦でご受診いただいた場合は保険適用となります。
→ 初診・ご相談のご予約はこちら
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参考情報
監修: さっぽろARTクリニックn24 院長 藤本 尚
最終更新: 2026年4月








男性不妊の検査を受けたいけれど、どこに行けばいいかわからない、という方は少なくありません。泌尿器科・不妊治療専門クリニック・婦人科と選択肢があるなかで、ご夫婦の状況に合った受診先を選ぶことが大切です。さっぽろARTクリニックn24では男性不妊検査を随時行っており、不妊治療の一環としてご夫婦で検査を受けることができます。