今回は、藤本先生に風疹抗体について教えていただきました。
風疹抗体とは、風しんに対する十分な抗体があるかどうかを確認する検査です。
なぜ、風疹抗体があるかどうか確認するのですか?
抗体がないと風しんに罹る恐れがあり、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに先天異常(先天性風しん症候群)が生じる可能性があるからです。
先天性風しん症候群とはなんですか?
風疹ウイルスが血液の流れに乗り、胎盤を通過して胎児に感染し、胎児の死産、流産、早産、先天奇形等の異常を起こすことです。
風疹抗体がない場合はどうしたら良いでしょうか?
風しんの予防には、ワクチンが有効です。妊娠中の女性が風疹にかかることを予防し、また妊婦以外の方が妊婦に風しんをうつすことを予防できます。
妊娠中に風しんに罹ってからの治療はないのでしょうか?
風しんに罹ってからの治療はありません。風しんに罹らないように予防を行うことが最も重要です。
わかりました。風疹抗体は妊娠をする上でとても大切な検査なんですね。藤本先生、ありがとうございました。
藤本先生、本日は風疹抗体について教えてください。
当院では初診時に必ず風疹抗体の採血をしていますが風疹抗体とはどういったものなのですか?