『プレコンセプションケア』のすすめ ~妊娠前からできる11のこと~
1.禁煙する、受動喫煙を避ける
自分がたばこを吸わなくても、周囲に喫煙者がいると、火をつけたたばこの先端から立ち上がる煙(副流煙)を吸ってしまうことになり、自分の意志とは関係なく喫煙している状態(受動喫煙)になります。
さらに、フィルターを通らない「副流煙」には、喫煙者本人が吸う「主流煙」よりも高濃度の有害物質が含まれています。
また、同じ部屋にいるだけでなく、ベランダや、別の部屋での喫煙でも有害物質は検出されます。
ご自身の禁煙だけではなく、周囲からの受動喫煙の影響も受けないよう気を付けましょう。
《たばこによる影響》
〇妊娠しにくくなる
女性は卵子の老化や着床障害
男性は精子数の減少・運動率の低下
〇流産・早産のリスクが高くなる
赤ちゃんへは胎児発育不全、低出生体重児など
〇外見を老化させる
肌の潤い・ツヤ・ハリの低下や歯・歯茎の着色など
ご自身とご家族の健康と素敵な人生のために、できることから始めてみませんか。
「プレコンセプションケア」とは、「プレ(pre)~の前」と「コンセプション(Conception)~受胎」から「受胎(妊娠)する前のケア」という意味です。
2013年にWHO(世界保健機関)から提唱され、女性とパートナーが将来の妊娠を考えながら、からだの調子や生活習慣を整え、赤ちゃんを授かる準備をするケアです。
また、まだ妊娠を考えていない方や妊娠に至らなかった方にも、将来のご自身の健康のために知っていただきたいケアです。