『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

n24コラム〈流産が忘れられない…〉

こんにちは、体外受精コーディネーターの四宮です。

毎年10月9日から15日はベイビーロスアウェアネスウィークという国際的な啓発期間
です。

流産・死産・新生児死等で赤ちゃんを亡くしたご家族への心のケアや支援の必要性について意識を高め、お空の赤ちゃんにともに思いを寄せる期間となっています。
最終日の19時~20時には、世界中の人々が気持ちを一つにし、様々な場所でキャンドルの点灯やシンボルカラーであるピンクとブルーでライトアップするなどの取り組みが行われています。

流産・死産という体験は女性の心に深く暗い影を落とします。
どんなに月日が経っても、思い出すと涙が溢れてしまう…
様々なつらい感情や自分を責める考えが湧き起こったり、不眠や食欲低下など体の不調が続いて苦しんでいる方も少なくないかと思います。

多くの方が経験する悲しみの経験として
・あれこれ不安になりやすい、落ち着かない
・自分のせいで赤ちゃんがなくなったと考え苦しくなる
・周囲の人の妊娠出産を聞くとつらくなる、喜べない自分を自己嫌悪する
・家族連れの人をみると苦しくなる
・不眠、食欲低下、体重減少
など身体的だけでなく精神的にも消耗し、人間関係や仕事に影響することもあります。

人の死を受け入れる、ということは時間のかかることです。
それがたとえ会うことの叶わなかった赤ちゃんだとしても、大切な存在であればあるほど悲しみは大きいでしょう。
男性だって女性を支えるため気丈に振舞っているかもしれませんが、同じくらい心に傷を負っているはずです。

悲しみによる心やからだへの影響は個人差があり、どのくらいの時間が経てば楽になると言うことはできません。

札幌市でも支援をしている公的機関や自助グループがあるのでよろしければ参考にしてみてくださいね。

各区保健センター(健康・こども課):保健師による電話等での相談

札幌市不妊専門相談センター ☎011₋622₋4500
:医師・不妊カウンセラー・保健師による不妊・不育に関する相談

札幌こころのナビ:札幌こころのセンターが運営する公式ウェブサイト

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