『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

2023年7月に妊娠された方

2023年7月に、さっぽろARTクリニックn24で治療を行い妊娠された方です。

タイミング治療:8名
人工授精:4名
体外受精:16名

合わせて28の方が妊娠されました。

印象に残っている方のご紹介

AMHが0.01以下の方
初診時37歳、月経は不順。他院でタイミング治療×1行うが、その後卵胞発育なくAMH調べたところAMH:0.01以下だったため当院紹介となっています。月経2日目のFSH:12.7と高値。卵巣機能低下の所見は明らかにて早めにステップアップ予定とし、AIH×1ののちにARTを予定。幸運にも1回目のAIHで妊娠に至りました。妊娠9週で無事に卒業となっています。AMHが低く早めの治療ステップアップを考えていましたが、AMHは低いものの、37歳であったので幸運にもAIHで妊娠に至ることが出来ました。AMHは卵子の残り数を示す数値であり、質を示す数値ではない事が改めてわからせてくれる患者さんでした。

40歳以上の方
2023
年7月に、さっぽろARTクリニックn24において体外受精・顕微授精で妊娠された方は16名でした。そのうち40歳以上で妊娠された方は3でした。この数字は、体外受精・顕微授精で妊娠された方の18.8%が40歳以上の方だったということになります。

初期分割期胚と胚盤胞
胚盤胞の妊娠率が高いというのはその通りです。しかし、胚盤胞しか妊娠しないというわけではありません。採取した卵が胚盤胞まで到達する確率は決して高くないので、たくさんの卵が取れない方が胚盤胞にこだわりすぎてしまうと、採卵しても移植までたどり着けなくなる可能性が高くなります。当クリニックでは患者さんの状況に合わせて、胚盤胞を目指す人、初期分割期胚を目指す人など、各人それぞれに合わせた対応をしています。 2023年7月に、さっぽろARTクリニックn24において体外受精・顕微授精で妊娠された方は16人でした。 そのうち、初期分割期胚(培養2~3日目)を胚移植して妊娠した方は
3胚盤胞(培養5~6日目)を胚移植して妊娠した方は13名でした。初期分割期胚での妊娠が 体外受精・顕微授精で妊娠された方の18.8% であり、初期分割期胚でもきちんと妊娠できることを表す数字となっています。

第二子妊娠
今月は第一子を当院で体外受精・顕微授精を行い妊娠され出産し、第一子の際の余剰胚(凍結して保存しておいた胚)で妊娠した方が3いらっしゃいました。凍結胚は採卵した年齢のまま保存されており、妊娠確率もその時の年齢のままです。そのため、例えば今は” 41歳” ですが、採卵したのが36歳であれば妊娠の確率は ” 36歳 ” になります。これも体外受精(胚凍結)によるメリットと言えますね。