2022年2月に、さっぽろARTクリニックn24で治療を行い妊娠された方です。
タイミング治療:4名
人工授精:4名
体外受精:18名
合わせて26名の方が妊娠されました。
印象に残っている方のご紹介
Iさん 41歳
初診時38歳、初診時AMHが0.26でした。前医での治療の時点で既にARTでの治療をしていたこともあり、当院でもARTから治療を開始しましたが、AMHが低値なこともあり排卵誘発は自然周期で行っていました。しかし、数か月卵胞発育しないこともあるような状況で、育ってきても1個というな感じでした。約2年半で採卵は5回、胚移植は今回の妊娠周期で4回目の胚移植でした(なかなか採卵まで行くことができない状況でした)。3回目の移植後にERA検査を行い”着床の窓のずれ”を認めたので、4回目の胚移植で着床の窓の修正を行い胚移植を行い妊娠に至りました。
Kさん 43歳
初診時42歳、初診時AMHが0.35でした。AMHが低かったためKさんと相談の上で当院ではARTから治療を開始しましたが、AMHが低値なこともあり卵胞発育は排卵誘発を行っても1~2個しか発育しません。2回の採卵で今回2回目の凍結融解胚移植(2日目胚)で妊娠に至りました。
40歳以上の方
2022年2月に、さっぽろARTクリニックn24において体外受精・顕微授精で妊娠された方は18人でした。そのうち40歳以上で妊娠された方は6名でした。この数字は、体外受精・顕微授精で妊娠された方の33.3%が40歳以上の方だったということになります。
第二子妊娠
今月は第一子を当院で体外受精・顕微授精を行い妊娠され出産し、第一子の際の余剰胚(凍結して保存しておいた胚)で妊娠した方が4名いらっしゃいました。凍結胚は採卵した年齢のまま保存されており、妊娠確率もその時の年齢のままです。そのため、例えば今は” 40歳” ですが、採卵したのが36歳であれば妊娠の確率は ” 36歳 ” になります。これも体外受精によるメリットと言えますね。