―培養室の災害対策―
以前のブログにて当院の防災(避難訓練)についてお話ししました。
避難訓練は診察中に災害が発生した場合を想定したものですが、培養室が主体となって対応するのは災害発生後、更にいえば停電発生時になります。
培養室では患者様の大切な胚をお預かりしており、胚は専用の培養器(インキュベーター)の中、適切な温度とガス濃度の環境下で培養されています。
したがって、電力が供給され機器が正常に動いていることがとても重要になります。
今回は、そのために実施している培養室での対策をご紹介します。
培養室には、部屋全体を見渡せるカメラが設置されています。
こちらは非常用電源に繋がれており、災害による停電時にも室内の被害状況や機器の作動状況を確認することができます。
インキュベーター内の温度やガス濃度が設定値から外れるとアラーム音が鳴るように設定されています。
更に業務時間外に異常が発生した際は、培養士にメールで通知が送られます。
落雷などによるノイズ障害の発生によって機器の電源が落ちることを防止しています。
インキュベーターの電源はすべてノイズフィルター付きの電源タップに繋がれています。
停電発生時と電力復旧時に院長・部門長・培養士にメールで通知が送られます。
停電が発生すると、インキュベーターへの電力供給は非常用電源に切り替わります。
インキュベーターは非常用電源からの電力供給によって約10時間稼働することができ、電力復旧の見込みがない場合はこの間に培養中の胚をすべて凍結させます。

これらの装置が正常に働いているかどうかも定期的に点検をしています。








皆さんこんにちは、培養室スタッフです。