『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

2023年9月に妊娠された方

2023年9月に、さっぽろARTクリニックn24で治療を行い妊娠された方です。

タイミング治療:4名
人工授精:6名
体外受精:20名

合わせて30の方が妊娠されました。

印象に残っている方のご紹介

AMHが低くても、、、
AMHは卵巣の中の残存する卵子の”数”を表す数字です。卵子の”質”を表すものではありません。確かにAMHが高いほうが何かと有利なのは事実ですが、低いからもう駄目だというわけではありません。2023年9月に、さっぽろARTクリニックn24において体外受精・顕微授精で妊娠された方は20人でした。そのうちAMHが1以下(ゼロ点台)の方は4名でした。ちなみに具体的には、、AMH: 0.27/ 0.34/ 0.48 / 0.
76 の4名でした。

人工授精での妊娠
今月、人工授精で妊娠された方は6名いらっしゃいました。よく”人工授精って何回くらいで妊娠するものですか?”と聞かれるんですが、今月に関していえば、その回数は1回目で妊娠された方が2人、2回目が3人、4回目が1人でした。

第二子妊娠
今月は第一子を当院で体外受精・顕微授精を行い妊娠され出産し第一子の際の余剰胚(凍結して保存しておいた胚)で妊娠した方が2名いらっしゃいました。凍結胚は採卵した年齢のまま保存されており、妊娠確率もその時の年齢のままです。そのため、例えば今は” 42歳” ですが、採卵したのが37歳であれば妊娠の確率は ” 37歳 ” になります。これも体外受精(胚凍結)によるメリットと言えますね。

初期分割期胚と胚盤胞
胚盤胞の妊娠率が高いというのはその通りです。しかし、胚盤胞しか妊娠しないというわけではありません。採取した卵が胚盤胞まで到達する確率は決して高くないので、たくさんの卵が取れない方が胚盤胞にこだわりすぎてしまうと、採卵しても移植までたどり着けなくなる可能性が高くなります。当クリニックでは患者さんの状況に合わせて、胚盤胞を目指す人、初期分割期胚を目指す人など、各人それぞれに合わせた対応をしています20人でした。 そのうち、初期分割期胚(培養2~3日目)を胚移植して妊娠した方は
7胚盤胞(培養5~6日目)を胚移植して妊娠した方は13でした。初期分割期胚での妊娠が 体外受精・顕微授精で妊娠された方の35.0% であり、初期分割期胚でもきちんと妊娠できることを表す数字となっています。

40歳以上の方
2023
年9月に、さっぽろARTクリニックn24において体外受精・顕微授精で妊娠された方は20名でした。そのうち40歳以上で妊娠された方は4でした。この数字は、体外受精・顕微授精で妊娠された方の20.0%が40歳以上の方だったということになります。