今回は胚の評価方法についてお話します。
胚培養が開始されると培養士によって胚の観察が行われます。その際に使われるのが胚の評価です。評価はその胚が凍結可能かどうか、胚移植を行う際にどの胚から移植するか、など治療を進める上で重要な情報となります。
今回は初期胚の評価方法であるVeeck分類についてお話します。
この評価は胚の形態学的評価の一つであり、割球の均一性とフラグメントの割合を見ていきます。
① 割球の均等・不均等
割球の大きさがそろっているかを見ていきます。
割球の大きさに差がある場合は不均等となり、均等のほうが良いとされています。

② 細胞質の断片化(フラグメント)の割合
分割が進む過程で細胞質が小さく断片化したものが出てくる場合があります。これはフラグメントとよばれるもので胚に対してどれだけの容積を占めているかで評価をつけていきます。フラグメントが少ないほど細胞分裂が順調で胚の染色体異常も少ないと報告されています。

Veeck分類では上記の項目からG1~5の5段階で評価をつけており、数字が小さいほど良好な胚となります。

今回紹介した方法は主に培養2~3日目の胚に使われます。
次回は培養5~6日目の胚盤胞に使用する評価についてお話します。



