『with up! 』 こどもが欲しい”という御夫婦の思いにお応えするために、原因を徹底的に調べ、ひとりひとりに合わせた最適な治療を提供いたします。

検査室だより

胚の成長

体外受精した胚を培養する期間は採卵日も含めると最長で7日間にわたります。

たった1週間、と短く感じてしまう人もいるかもしれませんが、その間に胚は細胞をどんどん

増やしていき形態を大きく変えていきます。

今回は胚がどのように成長していくのか紹介していきたいと思います。

培養0日目

ARTでは採卵日に該当します。c-IVF、もしくは顕微授精をおこなった後、培養を開始します。

培養1日目

卵子が受精すると細胞質に前核とよばれる小さな核がみられます。

この時点ではまだ1細胞ですがここから徐々に細胞が増えていきます。

培養2~3日目

細胞分裂が始まり、2、4、8細胞と数が増えていきます。

この時期の胚は初期胚(分割期胚)とよばれています。

培養4日目

細胞が増えていき4日目になると細胞同士が接着する”コンパクション”とよばれる現象が

見られてきます。

培養5~6日目

胚に胞胚腔が形成され胚盤胞とよばれる状態に成長します。胎盤となる細胞(TE)と

胎児となる細胞(ICM)がみられます。

腔は徐々に広がり最後はハッチング(孵化)が起こり外側にある透明帯から胚が出ていきます。

順調に成長した胚は凍結、もしくは移植を行います。

患者様の胚をお預かりしている間にその成長を記録していくことも培養士の大事な仕事の1つです。胚1個ずつの成長を追い、「この胚は○日目にこんな状態だった」とわかるように記録をつけています。

次回は胚を記録する際に使っている胚の評価方法についてお話したいと思います。