新型コロナワクチンの 最も重篤な副反応:アナフィラキシー

データの出典元は

2021/3/1 CDCのACIPレポート
アメリカCDC( 疾病対策予防センター)のACIP( 予防接種実施諮問委員会 )による2021/3/1に報告された、新型コロナウイルスワクチンに関するその時点における最新のレポートから抜粋したデータを示します

米国における新型コロナワクチン接種後のアナフィラキシーの報告

February 12, 2021

Reports of Anaphylaxis After Receipt of mRNA COVID-19 Vaccines in the US—December 14, 2020-January 18, 2021

Tom T. Shimabukuro, MD, MPH, MBA1


米国におけるmRNA COVID-19ワクチン接種後のアナフィラキシーの報告 —2020年12月14日~2021年1月18日

上記タイトルで公表された論文の解説です。

2020年12月14日から2021年1月18日の間に、ファイザー社製ワクチンの合計9,943,247回の投与と7,581,429回投与のモデルナ社製ワクチンが米国で投与された。CDCは、アナフィラキシーの症例定義基準(レベル1、2または3)を満たす66件の症例報告を特定した。ァイザー社製ワクチンが47件、発生率は4.7 人 /100万回接種であった。モデルナ社製ワクチンが19件で、2.5 人/100万回接種であった。

ワクチン接種後のアナフィラキシーは稀なイベントであり、2021年1月18日現在COVID-19の罹患率と死亡率の観点から考えると、ワクチン接種の利点は治療可能なアナフィラキシーのリスクをはるかに上回っています。アナフィラキシーは急性で生命を脅かす性質があるため、すべての症例でエピネフリンの即時投与が適応となります。と述べています。

アナフィラキシー図
また、この論文の中で発生頻度のほかに、女性の発生率が高いこと、接種後30分以内に発生する人が多いこと、過去にアレルギー歴がある人の発生率が高いことが見てとれました。

アナフィラキシーとは?

アナフィラキシーとは、何かしらのアレルゲン(異物)が体内に入った際に、全身性のアレルギー反応が引き起こされ、全身にじんましんが生じたり、咳や喘鳴が生じたりします。気道粘膜が腫れ、呼吸困難による窒息が生じることもあります。消化器症状として、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛が生じることもあります。

 さらに、全身の血圧や意識状態も低下し、短時間のうちに死に至る場合もあります。

まとめ

今日は、アメリカにおけるワクチン接種後のアナフィラキシーに関するデータについて解説しました。今回のデータが得られたことは、現在日本で使用されているファイザー社製ワクチン接種後のアナフィラキシーの発症頻度は100万人に対して4.7人だった 。さらに、、
女性の発生率がかなり高い(95%以上)
接種後30分以内に発生する人が約9割
過去にアレルギー既往がある人が8割
    と、アナフィラキシーの発症頻度や起こしやすい人の傾向などがうかがえました。 ワクチンの情報は、世界中から日々新しい情報が発信されています。その時点で得られる情報をしっかり入手しながら、しかし一部のクローズアップされた事象だけで判断せず、メリット・デメリットを総合的に鑑みてワクチン接種をするかどうかを判断してほしいと思っています。

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